夢
なんでだろう。
最近ついてないなぁ。
と、夕闇の中をとぼとぼ歩く私。
空はオレンジ色から藍色のグラデーション。
バイト先でもなぜか男性の社員の人に、
事あるごとに随分きつく怒られる。
友人とも少し疎遠になった。
ついてないというか、
悲しいことが良くあるというのかな。
ちょっと疲れた、どこかで休もう。
足が勝手に歩くのに体がついていく。
気づいたら神社のようなところに出た。
とりあえず階段のところに座って
ボーッとしてた。
すると、突然。
横から
巫女さんの姿をしたお多福のお面のような顔の女性が、
「大丈夫、怖くないです」とか
「黙って、受け入れて」と言うようなことを
言葉なのかわからない何かで伝えながら、まっすぐ私に向かってすごいスピードで近づいてくる。
その人の回りだけなぜかグレーのもやもやが
あって確かに恐ろしく、
回りの闇がその人に抗うように、
ぐるぐる回っているかのような雰囲気。
そして、体がすごく大きい。
普通なら絶対に、逃げ出したいほど怖い!
なぜか黙ってその人に抱きしめられろと
誰かに言われたように
諦めてドンと胸に抱かれた。
瞬間。
ダーッと、涙が溢れて
体から何かが抜ける感覚が。
その人に必死にすがりながら、
「なぜわかったんですか?なぜですか?」
と聞いたら、
「あなたが二人いたからよ」
と。
どうやら、私はなにかに憑かれていた。
その時すんなり理解した。
なぜそうなったか、記憶がない時もあった。
その何かが、
悲しい事を呼び寄せていたのだろう。
そして、
きっと彼女はこうして、
出会う度に人についた何かを
祓って来たのだろう。
たまたま、私が見つけてもらえたわけだ。
だけど、
足はなぜ地面についてないのだろう。
あ、祓われたのは私?
で、目が覚めた訳です(笑)
面白い怖い夢だったな。
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